CPAP(シーパップ)による治療をしています
シーパップ(CPAP)の値段は、本体だけで30~40万円もします。
ではシーパップ(CPAP)の使用者が全員これだけの値段の支払いをしているかというとそうではありません。多くの方は、シーパップ(CPAP)をレンタルしています。
そして多くの方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されて健康保険が適用され、3割の負担で使用しているのです。
ここでは、シーパップ(CPAP)を個人保有したい方に値段のお話と、個人所有の必要性についてお話したいと思います。
この記事の目次
シーパップ(CPAP)の値段30~40万で買うとすぐ使用できるのか
シーパップ(CPAP)の値段は30~40万ですが、これは本体の値段です。
残念ながらシーパップ(CPAP)は本体だけでは使えません。
マスクやチューブが必要となります。マスクが1~4万円、その他チューブやフィルター等の消耗品は数千円します。
モノや使い方にもよりますが、メーカー推奨の交換期間はおよそ半年から1年であるようです。
毎日使うものですから、清潔さは保ちたいですよね。
シーパップ(CPAP)の製氷水はオプション
シーパップ(CPAP)を使用していると、喉が乾燥する方多くいます。
シーパップ(CPAP)は、乾燥に耐えられない方向けに加湿器もセット出来るようになっています。加湿器の値段は3~4万円です。
この加湿器を使用する際は、レンタルや個人所有問わず、製氷水を用意する必要がありますのでご注意ください。
下記は、サンエイ化学の高純度製氷水です。毎日使うものですから、小容量よりも大容量がおすすめです。
シーパップ(CPAP)は外来受診しなくてもレンタルできる
外来受診をしないで、シーパップ(CPAP)をレンタルすることも可能です。
しかしながらその場合、保険が適用されないため、月当たりのレンタル料は15,000円程度まで跳ね上がります。
まとまった購入費用はないけど、月一の定期受診に行けない、又は面倒だという方向けになります。
シーパップ(CPAP)の効果はどう確認する?
シーパップ(CPAP)の効果は、体感することが出来るはずです。
私はシーパップ(CPAP)前後で、明らかに身体の調子が変化したと感じています。その内容には、シーパップは苦しい!?副作用はある?【苦しいけど改善効果の方が大きい】で紹介していますので、ご覧いただければと思います。
シーパップ(CPAP)の効果を体感できない場合でも、データで確認することが出来ます。シーパップ(CPAP)本体には、SDカードを挿入出来る様になっているのです。
保険を適用してシーパップ(CPAP)を使用している場合、SDカードを月一の定期受診に持参して、医師に確認してもらう必要があります。月一の定期受診の面倒さを強くしている部分でもあります。
ちなみに、私はSDカードの中身を確認してみましたが、全てバイナリデータになっており、そのままでは確認出来ないものでした。SDカードの解析をするには、購入した場合であっても結局は主治医を通す必要があるようです。
シーパップ(CPAP)を買うのは非正規の手順
ここまで、シーパップ(CPAP)を買うことにスポットをあてて、シーパップ(CPAP)の値段のお話をしてきました。
しかし、正規の手順は医師を通してレンタル、又は購入することです。
ただ、病院によっては十分に説明がなされない場合もありますし、医師の診断を毎月受けるのは非常に面倒です。
私は1ヶ月後の診断に行った時、データの説明をしてもらえると思っておりワクワクしていました。1ヶ月の間で体調の状態がどう変化していったかの経過データが見れると思ったのです。
しかし診察は、「はい、問題ないですね、また薬だしておきます」で、終わりです。
シーパップ(CPAP)の全面パネルには液晶がついており、稼働時間、つまり睡眠時間を確認することができます。もしかしたら、この時間と故障していないかのデータしかないのかもしれません。
であれば、わざわざ通院しなくてもいいなあ、と思ってしまいました。
それでも保険を適用するためには、毎月「はい、大丈夫です」を聞きに行く必要があります。
保険適用をしてシーパップ(CPAP)をレンタルしたときの値段
医療機関によって異なるかもしれませんが、私の場合は、在宅医療で1350点となっていました。
1点10円で、13,500円。3割負担なので、4,050円がシーパップ(CPAP)の値段ということになります。
3割負担でこの値段ですから、本体購入という選択は本当に必要か考えてからするべきかなと思います。逆に吟味した上であれば、個人所有するのもありでしょう。
シーパップの値段は保険が適用されれば3割の値段、医師の定期診察がなければ保険が適用されないため、10割負担となることを覚えておいていただければと思います。