CPAP(シーパップ)による治療をしています
痩せ型でも無呼吸症候群になるのか?
なります!
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、太っている男性の病気という印象がありますが、痩せ型でもかかる病気です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、90%以上が気道が閉塞するタイプに該当しています。残りの数%は、脳から指令が出なくなるタイプですが、ここでは前者のみタイプを前提としてお話します。
気道の閉塞が起きるのは、首やのどの脂肪が沈着する、舌が大きくて沈下する、のどちんこが沈下する等が原因となります。あごの骨格が大きい方なら閉塞の可能性が低くなります。あごが小さい方は痩せてても閉塞の可能性が高くなるわけです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいタイプはお医者さん方がデータでまとめてくれていますので、そちらをご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい性別は?
女性に対して、男性は2~3倍かかりやすくなっています。
男性と女性では、体型や脂肪の付き方異なります。
男性は女性に比べて、上半身に脂肪がつきやすく、更にあご周りに脂肪がつきやすくなっています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は太った男性の病気、というのはあながち間違いではないと言えるでしょう。
とはいえ、私の知人に30歳イケメンがいますが、無呼吸症候群です。アゴが小さいことが原因かと思いますので、安易に性別や脂肪の付き方で安心しないほうがよろしいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい年齢は?
30代から発症率が高まります。
20歳の時に比べて10kg以上増えたという方も非常に多いのではないでしょうか。
生活習慣の影響もありますが、年齢とともに首まわりの筋肉も衰えますので、リスクは高まるのです。
ちなみに私は40歳頃から家族に無呼吸を指摘されました。医師に相談に行ったのは42歳です。20歳の時に比べて体重は10kg以上増加していますので、まさしく該当ですね。
また更年期以降は、女性の発症率も上昇します。ホルモンバランスの変化が原因と考えられているようですが、閉経前後で発症率は3倍にもなっているとのことです。
80代以上の女性が1時間に50回以上呼吸が止まっていたという記事を読んだことがあります。私は重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)ですが、1時間あたり35.4回の無呼吸ですので、ゾッとしたのを覚えています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の生活習慣とは?
日中の生活習慣が睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症率を上昇させます。
喫煙や飲酒、暴飲暴食は睡眠時無呼吸症候群(SAS)に直結しやすいと考えられます。
私の場合、喫煙は37歳ぐらいでやめましたが、40歳頃からワインと日本酒にはまってしまいました。毎日寝る前まで飲酒をしていました(実はこの記事執筆中の現在もです笑)。ちょうどこの頃から無呼吸症候群となっています。私の経験談から、寝る前の飲酒の習慣化はダメ、ゼッタイです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、「現代病」とも呼ばれています。現代の生活習慣が睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいものが多いためです。特に食生活が影響しており、固いものを避けて柔らかいものばかりを食すと、咀嚼回数が減ってあごが発達しないためと考えられています。
痩せ型でも睡眠時無呼吸症候群(SAS)に注意が必要
痩せ型だから、女性だから、まだ若いから自分は大丈夫と安心しないことが大事だと、睡眠時無呼吸症候群(SAS)重傷者の私は考えます。
「いびきがうるさい」「呼吸が止まっている」と言われたら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑ってまずは診察を受けるべきです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になると、8年後の生存率が罹患していない人に比べて6割程度まで低下しています。
診察した結果、なんでもなければそれはそれで良いことでしょう。
是非とも、健康で素晴らしい人生を送れるようになればと思います。
無呼吸症候群予備軍またはまだ通院したくない人へ
私は重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)ですので、シーパップ(CPAP)治療をしています。
シーパップ(CPAP)は、寝ている時に装着し、鼻から無理やり空気を送り込む機械です。
保険が適用されて、月1の診察が必要となり、毎月5,000円程度の診察代とシーパップ(CPAP)のレンタル代がかかっています。
シーパップ(CPAP)は、眼鏡と一緒で一生ものと言われる機械です。
関連記事:シーパップは苦しい!?副作用はある?【苦しいけど改善効果の方が大きい】
なかなか大きな出費となります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、気道が確保できないことが原因で呼吸が出来なくなっています。
実は、横向きに寝れば気道が確保され、無呼吸にならない方も多いです。
重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の私も、横向きになればいびきすらかきません。しかし私は、強いイカリ肩で、横向きに寝るのは物理的に厳しいのです。
枕を変えることで気道が確保され、心地よい睡眠時間を得られる可能性も考え、ここで枕を3つ紹介させていただきたいと思います。
首に負担のかからない枕【スリープマージピロー】
首の負担を軽減するために開発された枕です。
高さを3cmと5cmの2段階に調整できますので、気道確保のため、低めの3cmに設定するとよろしいでしょう。
横向き寝枕【YOKONE3】(ヨコネ3)
テレビのニュースや番組でも紹介された商品です。
睡眠時の呼吸・寝姿勢をサポートする安眠枕【スリーパードクターズピロー】
「しゃべくり007」等のテレビで紹介されている商品です。