無呼吸症候群を自分で調べるチェック方法は、大きく3つ「ちゃんと寝れているか?」「目覚めスッキリか?」「元気ハツラツか?」の3つです。
チェックするシーンは、睡眠時、起床時、日中になります。
無呼吸症候群は自覚症状として現れるため、誰かに監視してもらう必要もありません。
つまり、1人暮らしでも無呼吸症候群かどうかが分かりますし、無呼吸症候群は実感できるレベルで心と身体に負担があるのです。
無呼吸症候群になると、8年後の生存率が60%程度になるというデータが出ています。呼吸は血液中に酸素を取り込みますが、無呼吸時は当然酸素が不足するため、生存できなくなってしまうわけです。
自身の無呼吸症候群チェックはもちろんですが、パートナーのことも「いびきがうるさい」で済ませず、大ごとに捉えるべきでしょう。
無呼吸症候群の検査で病院に行く前に、3つのシーンごとに自分で調べることをしてみましょう。
この記事の目次
無呼吸症候群チェック方法:睡眠時編
睡眠時の症状は、すでに重症である可能性があります。私は全て当てはまっていました。重症度が高い順に5つ記述しています。
息ができなくなり目が覚めたことがある
これはかなりの重症を示す症状だと断言します。
私は無呼吸症候群の検査で、最大58秒呼吸が停止していましたが、その際でも苦しくて目を覚ますことはありませんでした。
その私でも、息が出来ず苦しくて夜中に目を覚ましたことが何度かあります。1分以上呼吸が停止していたと思われます。
1度でもこのような体験をしているなら、即刻病院へ駆け込むべきでしょう。
自分でいびきをかいているのが分かる
実は、「自分で」というのは大切ではありません。いびきをかいているかどうかが重要です。
いびきは、気道抵抗により自然発生する音です。抵抗が大きいほど、迷惑なほど大きいいびきになっていくのです。
そして気道抵抗が大きいということは、その分呼吸が出来ていないということになります。
そうなると当然、無呼吸となるわけです。
私は寝つきのとき、鼻の奥でいびきをかいているのを感じるときがありました。
「あ!自分今いびきかいてた!」と感じている人は、最低でも無呼吸症候群の予備軍には入隊しています。
眠りが浅い、何度も目が覚める
無呼吸症候群になると、血中液中の酸素が不足し、眠りが浅くなってしまいます。
血液中の酸素の基準値は95~98%なのですが、私は68%でした。病院の先生には「あなたは土です」と言われました。
眠りのメカニズムは、睡眠と覚醒がバランスよく構成されて成り立っています。
無呼吸症候群になると、覚醒の比率が高くなるため、眠りが浅かったり何度も目が覚めてしまうのです。
トイレに行くことがよくある
無呼吸症候群になると、頻尿になります!意外な話ではないでしょうか!?
やはりこちらも、血液中の酸素量が影響しています。腎臓の血液ろ過量が多くなるせいだとか。
私は重度の無呼吸症候群ですが、3時間おきにトイレに起きていました。中には、1時間おきにトイレに起きてしまう人もいたようです。
毎晩トイレに起きる人は、無呼吸症候群の疑いがあります。
寝汗が多い
眠りにつくためには体温を下げる必要があり、そのため寝汗が出てきます。寝つきの最初の方に汗をかき、朝は覚醒に向かうため起床時にはすでにサラサラだったりします。
私の場合は、朝起きても枕がビッショリだったことがありました。夏で暑いからかと思いましたが、数年前はもっと暑くてもビッショリまでは汗をかいていなかったような気がします。
昨年以前の同じ時期と比べて、寝汗が増えたと感じたら要注意でしょう。
無呼吸症候群チェック方法:起床時編
起床時も、無呼吸症候群の症状が現れます。但し単に睡眠時間不足や体調不良の影響もあり得ますので、私としては頻度に比例して無呼吸症候群の可能性が高まると考えています。
口が渇いている
起床時、毎日水分を欲し、麦茶をがぶ飲みしていました。
睡眠時、口を開けて呼吸しているため、口が渇くようです。
私は口を開けて寝ないんだと、なぜか信じ込んでいたのですが、いびきをかいているということは口を開けているんですよね。
そして、いびきをかくということは、最低でも無呼吸症候群の予備軍に入っています。
寝た気がしない
無呼吸症候群は、睡眠が浅いため、実際寝ていません。
レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉はよく耳にしたことがあるかと思います。
レム睡眠は覚醒状態、ノンレム睡眠が寝れている状態を指しています。そして現在ノンレム睡眠は、1段階~4段階に分けられているのが一般的で、1段階は浅く、3~4段階目が深い睡眠とされています。
私個人の表現としてレム睡眠を0段階とすると、0~4段階を連続的に、そして周期的に繰り返すのが睡眠です(数字が大きいほど深い眠り)。
健常若年成人の睡眠割合は、0段階20~25%、1段階2~5%、2段階45~55%、3~4段階13~23%となっているそうです。
無呼吸症候群の場合、3~4段階の割合が減ってきて、寝た気がしなくなります。ちなみに私の検査結果は、3~4段階目が0.9%でした(笑) 寝てません!
いつもいつも寝た気がしないのは、体調でも睡眠時間でもなく、睡眠の質の問題かもしれません。
身体が重い
血中酸素が不足し、睡眠不足であれば、当然体調不良となります。
本来疲れをとるはずの睡眠でとれていないのですから、身体は重くなります。
頭痛がする
血中酸素濃度が下がっていますから、酸欠状態で頭痛になります。
慢性的に頭痛を持っている人は、「誰でも持っている頭痛」で済ませず、睡眠とつなげて思い返してみることをおすすめします。
無呼吸症候群チェック方法:日中編
仕事等で自分の体調以外へ意識が向いていることもあり、日中は自覚症状がないと感じるかもしれません。しかしそれは隠しているだけで、無呼吸症候群の方には必ず症状が出ています。リラックスしている状態でこそ、認識しやすのではないかと私は思います。
強い睡魔に襲われることがある
仕事中、私は眠くなることはありませんでした。打ち合わせもよくあり、デスクワークですが、それでも眠いと思うことは少なかったです。
私が強い睡魔に襲われるのは、休日家族で車で外出するときです。運転中は眠くて眠くて、何度も妻と運転を代わってもらいました。運転していないとき、30分以上の外出だとほぼ必ず眠ってしまいました。
充分に睡眠がとれていれば、リラックス状態でも睡魔に襲われることはありませんので、強い睡魔に襲われるシーンがある方は要注意です。
疲労感・だるさがある
寝不足は、寝ることでしか解消できません。寝れていないのですから、当然のように疲労感・だるさがあります。
慢性的になる方は、要注意です。
集中力が続かない
こちらも、睡眠不足から通じる症状です。集中力を、眠気が邪魔するのです。
私の場合、打ち合わせの最初の30分は場を支配する勢いで発言するのですが、その後は存在が無のように静かになっていました。話は聞いていたので、集中力は続いているかと思っていたのですが、同僚に指摘されて集中力が切れていたのだと気づきました。
主観では判断しづらいかもしれませんが、症状としては集中力が続かなくなります。
無呼吸症候群のセルフチェック結果は?
1つでも気になる所からあったら、すぐにでも耳鼻科に直行することをお薦めします。国立とか大きい病院である必要はありません。近くの耳鼻科です。「無呼吸の可能性があります」と伝えれば、喜んで検査をしてくれます(失礼)。
それでも自己判断で、軽度だから病院に行きたいないと思う人もいるかもしれません。
無呼吸症候群だから治療をしなければいけないわけではありません!睡眠時身体に充分な酸素が供給されていれば健康体でいれるのです。
ちなみに無呼吸症候群の治療は、ほぼ確実にCPAP(シーパップ)を装着することになります。睡眠時に着用するものですから、うざったく感じることはもちろん、保険適用のために月一で病院に通い、5000円程度の費用を支払うことになります。
私が業者に言われたのは、「CPAP(シーパップ)は眼鏡と同じ存在」。つまり、一生モノということです。私はCPAP(シーパップ)を使用していますが、いくら命のためとはいえ、1年で6万円もかかるのかと思うと、夜も寝れなくなりますよね。
深く短くも人生ですが、ストレスなく長く生きるのが私の望みです。過剰なコストはストレス要因ですが、以下にご紹介する商品も併せて、ご自身に合う対処をして、健康体で過ごしてもらえればと思います。
横向きで気道を確保すれば呼吸ができる
無呼吸症候群は、気道が確保できていないことで生じています。仰向けで寝ると、舌がのどに落ちて気道確保できなくなることが多いパターンですが、実は横に寝れば気道は確保されます。
以下に、どうしても病院に行きたいない方のために、睡眠枕を3つご紹介します。いずれも睡眠の質向上のために研究された枕です。
1つ目は、㈱イッティの安眠枕「スリーパードクターズピロー」です。多くのメディアで取り上げられています。肩・背中までカバーする凹凸体圧分散加工で、睡眠時の呼吸をサポートします。
2つ目は、ムーンムーン㈱の横向き寝枕「YOKONE3」です。横に寝ることで、舌がのどに落ちず、無呼吸にはなりません。ある意味、究極の枕と言えます。
3つ目は、㈱クワトロハートの「けんこう枕」です。メディアでもよく取り上げられていますが、実際に作製した方々が使用されているというのは、効果の良さが分かりますよね。
睡眠の質向上サポート品
症状が日中にしか見られない人は、軽度の可能性があります。軽度の方は、精神的リラックスでぐっすり眠ることができます。
寝る前にホットミルクやヨガもひとつの手だと思います。私はコーヒーが好きですので、カフェインレスのコーヒーを飲むようにしています。
以下にいくつか睡眠補助品をご紹介しますので、軽いお気持ちでお試しください。どれも手が届く価格帯のはずです。
1つ目は、㈱ブルックスのカフェインレスコーヒーです。普通のコーヒーをブルックスから購入されている方も多いかもしれません。しかし寝る前は、カフェインレス。「GABA」は睡眠の質向上の合言葉です。
2つ目は、㈱アールティーのルイボスティー「お試しセット」です。コーヒーがダメならティーです。お試しセットなので送料は無料です。
3つ目は、㈱グランデの「百才の黒にんにく」。元気がない人はもちろん、外食ばかりの方にも効果的です。これで、お茶も作れるスーパーフードです。思ってより低価格だと思います。